Metal Church/Classic Live

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このアルバムには本当にガッカリさせられたという思いが強い。
もちろん、Amazon等の悪い評価を知った上での購入だったのだが...

久々にこんなお粗末なライヴ盤を聴いた感じだ。


Amazonのレビュー等で酷評されているのは知っていましたし、
それを踏まえての購入だったから中身については期待していなかったのだが、
予想以上の出来の悪さに非常にガッカリしました。

中身のどこが悪かったのか...


中身の悪い部分は、全てライヴ音源が収録されている部分にあって、
QueensrycheのヴォーカルであるTodd La Torreとのデュエットであった、
ボーナストラックの「Fake Healer」は、
私自身が、これ目当てで買ったほど出来の良い物に仕上がっていました。


Metal ChurchのヴォーカルであるMike Howeとの掛け合いも違和感がなく、
Toddが時折見せるハイトーンボイスで曲を盛り上げる事に貢献していました。
もちろん、演奏もきっちりしており、
ボーナストラックではありますが充分に楽しむ事が出来ました。

では、悪かった部分についてこれから話していきたいと思います。
悪かった部分は、「演奏」、「歌唱」 、「編集・音質」の全てです。
Amazon等のレビューをご覧の方には既にお分かりかもしれませんが、
改めてになりますが「3つの要素全て悪い」としか言いようがありません。


「演奏」について。


まず、「演奏」について触れていきたいと思います。
まだ、演奏に関しては悪い要素の中でも比較的悪さが少ない部分だと思います。
元々 Metal Churchというバンドは、
演奏力についてはあまり高い評価を受けていない印象を受けます。

特に「演奏が下手なバンド」とまでは言われていませんが、
「ギターソロが物足りない」等の意見はたまに目にする事がある為、
少なくとも「テクニックに定評があるバンド」ではない事は確かです。

このライヴアルバムでも良く言えば、
「可もなく不可もなく」や「無難」といった言葉で表せるような、
非常に微妙な演奏の出来具合になっています。

まぁ、ライヴアルバムとしては特に疾走感がある訳でもなく、
本当に何度も言いますが、非常に微妙な感じがしました。

「歌唱」について。


Mike Howeというヴォーカリストは、
今作がリリースになる前の「XI」から復帰した訳ですが、
そのアルバムではおよそ20年のブランクがあるとは思えないほどの、
高いパフォーマンスを見せていました。


ですが、スタジオとライヴでは訳が違うのでしょうが、
スタジオアルバムで見せてくれていた高いパフォーマンスは、
このライヴアルバムでは披露してもらえませんでした。

キーの高い部分は無理矢理声を出しているような感じを受けましたし、
そもそも、リズムに合わせてメロディーを歌う作業が苦しそうでした。


本来の声が爬虫類系の声ですから、
Mikeのヴォーカルについては好みが分かれる所だと思います。
あくまでも個人的な意見ですが、
前任者のRonny Munroeの方が(特に初期の曲では)良かったのではと思います。

まぁ、Ronny Munroe時代のアルバムが、
セールス的にあまりよろしくなかったという事での、
「Mike Howe復帰!!」を目玉に儲けようと言う思惑なのでしょうが、
幅広い音程で歌う事が出来るRonny Munroeを、
もう少し上手くバンドとして活かす事が出来なかったのかなと思います。


私の中でのMetal Churchは、
「The Human Factor」から始まっているので、
普通であればMikeのヴォーカルの方が好きである事が多いと思うのですが、
後からRonnyのハイトーンボイスを聴いた為か、
「Metal Church = Mike Howe」にならなかった部分も影響しているはずです。
決してMikeも、悪いヴォーカリストではないんですけどね...

「編集・音質」について。


このライヴアルバムはとにかく編集が雑になっていて非常に残念でした。
色んな所のレビューでこの事に関しては触れられていると思うのですが、
一曲終わる度に、一度無音になってから次の曲が始まります。
要は「CDの状態でも、ギャップレス再生が出来ない」と言う訳です。

これは、ライヴアルバムとしては致命的な欠点だと思います。
せっかく楽曲で盛り上がっても、曲の繋ぎ目で興奮が覚めてしまいます。
それが、ライヴの一曲目から最後まで続く訳ですから、
「お粗末な編集を何とかする事は出来なかったのか?」と感じてしまいます。

それに比べれば、音質はまともだと感じてしまいます。
特にこれといって臨場感があるという訳ではないのですが、
これも編集に比べれば可もなく不可もなくといった所で、
良くもないし悪くもない非常に微妙な仕上がりになっています。


(一応)総括をしてみたいと思います。


長々と書いてきましたが、簡単にまとめてみたいと思います。
1.「演奏」、「歌唱」 、「編集・音質」の全て悪い。
2. Mike Howeのヴォーカルもスタジオアルバムには遠く及ばない。
3. CDの状態でさえギャップレス再生が出来ない。
4. 廃盤になっている「Hanging In The Balance」からも選曲されている。
5. ボーナストラックの方が聴き応えがある。

こんな感じでしょうか。微妙なアルバムだと伝われば良いのですが...





本日はこれくらいで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

追記: 今まで停止していましたが、
Spotifyのアルバムの埋め込みや、アーティストへのリンク等を再び行いました。
試聴は無料の会員登録をすれば出来るので、よろしくお願い致します。